冷え性を改善するためには何をしたらいい?冷え性の人が試した対策法

冷え性対策

冷え症の人たちは一体どんな冷え性対策をしているのか見てみましょう。

一般的には、とりあえず冷えている部分を外部から温めることを最優先に考えるでしょう。

冬には靴下を重ね履きしているので、パンプスはとても履けなくて、もっぱらブーツを履くとか、外から帰ったら必ず足湯をしてまず足を温める、寝る時には電気毛布にくるまって、毛布は朝までつけっぱなしなどでしょう。


このように冷えている部分を温めることは、基本的に間違いではありませんが、それなりの工夫をしたいものです。

靴下の重ね履きで足を締付けてしまうと、その部分の血行が悪くなって、かえって冷えがきつくなってしまいます。

そして、足湯は一時的にはいいのですが、長時間の保温がききませんからすぐ冷えてしまい、湯冷めの状態を作ることになるので、冷え症は解決出来ません。

また、電気毛布にくるまって眠るのは、冷え症の大敵である静電気と電磁波を抱えて眠っているようなものです。

これでは冷え性の改善どころか、ますます冷え症をひどくしていると考えられます。

冷え症は、自分に合った対策法を見つけることさえ出来れば、自宅で簡単に行なうことができますから色々な対策方法を探しましょう。

対策方法を探すためには、自分の冷え性がどんなタイプのものかを知ることが必要です。

しかし、安心して下さい。

サプリを飲む
冷え性対策は、外部からの対策に加えて食事やサプリを飲むなどの内面からの対策や、運動など体を動かすという対策もあります。

一つ言えることは、たとえ自分の冷え性に合った対策が見つかっても、今の社会生活では色々な約束事や、しなければならないことが多すぎると、毎日の生活でそれを継続して行くことが難しいということです。

折角の対策も中途半端や、やったり中断したりでは効果は期待できないでしょう。

そのような時は、まずさまざまな冷え性対策方法を知り、そのときにできる対策を実践することで何とか継続させて、気長に改善を目指すことを考えるのがいいのではないでしょうか。

どれだけ忙しくても、サプリを摂取することはいつでも簡単にできますよね。

江崎グリコが長年かけて開発した冷え性改善サプリ「αGヘスペリジン+ナノヘスペレチン」は活力アップや血行促進、体を内側からあたためてくれる作用があり、かなりおすすめのサプリです。

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服装を調節して冷え性対策をしよう

5本指ともこもこ靴下
冷え性の予防や改善には、体の内部から温める食事や飲み物などと同時に外部での対策は当然必要になります。

いくら冷え性に効くとされている鍋ものなどで体の芯から、お腹の底から体が温められたとしても、その後で薄着で一歩外へ出れば寒風が吹き過ぎると体はあっという間に体温を奪われてしまいます。

そうでなくても、冬場は寒いのですから冷え性に限らず、寒くならないような服装には気配りを十分にしなければなりません。

まず、下着では体を締め付けないようなものは当然ですが、保温性のあるものを選ぶのは鉄則です。

おしゃれで粋な下着でも保温性に乏しく、露出部が多いものはお勧めできません。

シャツやキャミソールなども保温性と吸湿性のあるものにしましょう。

ただし、あまり重ね着をすると体を動かしにくくなりますから、かえって筋肉に無駄な働きを強いることには注意をしましょう。

靴下は重ね履きも考えられますが、靴下で足首を締め付けると、足先への血行が悪くなってしまいますから、少し緩めの靴下か5本指ソックスなどがいいのではないでしょうか。

この重ね履き靴下でおすすめなのが、野蚕シルクで出来た重ね履き靴下リンマーです。

5本指の靴下は、最初は変な気がするかもしれませんが、慣れてくるととても快適です。

寒くない季節にまず、1枚だけ試してみて、寒さを感じる季節になったら、重ね履きをするようにするといいのではないでしょうか。

また、ストッキングを履いていて指先が冷える人は指先だけのソックスを試してみて下さい。

ソックスは一番冷える部分を温めることができるので効果的です。

素材を考えると、シルクがお勧めです。

シルクは吸水性がよく、湿気を吐き出す力もある一方で、綿は吸水性はいいのですが、吐き出す力はありません。

タイツやストッキングを選ぶ際には素材に気をつけて、シルクの入ったものにしましょう。
パンツスタイル

目に見える外装では女性はスカートよりもスラックスやパンツのほうが保温性の点ではいいでしょう。

また、胸元が開きすぎるのは冷える部分の面積が大きくなることですから止めましょう。

洋服を着て、首を温める薄手のスカーフを予備に持ちましょう。

寒さ対策には、首筋のうなじを冷やさないことが極めて大切です。

コート類は寒さに応じて着用しますが、なるべく軽くて保温性に富んだ材質のものを選びたいものです。

それから、手袋をすることもおすすめします。

そして、靴にも気を配りましょう。

底が平たいブーツが女性にはいいでしょう。

ハイヒールはつま先に血が行きわたらないのでつま先が冷えてしまいます。

就寝時に冷えを感じる場合は、薄手のマフラーを首に巻くとよく温まりますが、素材はシルクかウールにしましょう。

さらに、腹巻きや毛糸のパンツも防寒には欠かせません。

体が冷えを感じると、血液は必然的に内臓器官や脳に集まって、体を守ろうとします。

そして、この血液を手先や足先に流すためには、まずは腹部を温めることが大切になりますが、腹巻きや毛糸のパンツは腹部の温めにとても効果的なのです。

この腹巻やパンツの素材は化繊ではなく、天然素材のものを使いたいもので、吸水性や排出性のいいシルクを選んでください。

服装では静電気対策を考えた取り合わせに配慮しましょう。

化学繊維はナイロンとレーヨン、ポリエステルとアクリルの相性がよく、天然素材では綿と革、絹などがいい相性です。

全体としては、下着類は保温性と吸湿性の高いものを着用するようにして、靴下は足首や指先を締め付けないようなものを選び、首筋を冷やさないようにすること、さらに必要に応じて手袋や耳あてを用意することなどが冷え性対策の服装でしょう。

場合によってはカイロもお勧めです。

春の冷えも要注意!服装でしっかり対策しよう

春の冷えは温かい服を着る
春にも冷え性は休んでくれませんから、家の中にいる時もレッグウォーマーや靴下などで足元はしっかり保温するようにしましょう。

春先はまだ冬だと理解して、冷えやすい足元の保温に努めましょう。

足元が冷たく、上半身が温かい状態は冷えですが、春は上半身は温かい空気に触れますが足元までは温かくなりませんから、冬よりも冷えを感じやすい季節だと言えます。

また、冷えは心臓から離れている足の血流が悪くなっている状態でも感じますが、血行不良は足のむくみやだるさにもつながります。

春先には、冷え易い足元を日頃から冷やさないように保温をするよう心がけましょう。

気温が高く温かくなると服装も薄着になってきますが、三寒四温の春は三日間くらい寒い日が続いたのち、四日間くらい暖かい日が続く、という寒暖のサイクルを繰り返す気候です。

温かい次の日は突然寒くなり、軽装のままだと体を冷やしてしまいますから、体を冷やさない服装を心がけてください。

スカートに素足は、冷えのもとですから、制服がスカートの人は、膝掛けや靴下などで工夫をしましょう。

首筋も寒さに敏感ですから、春の外出にスカーフやストールは欠かせません。

春になれば、襟元の開いたファッションも楽しいのですが、首筋や背中は寒さに敏感な場所です。

うっかりして首や背中を冷やしてしまうと、体は本能的に寒いと感じて、手足の指先に流れている血液の量を減らして体の中心部へ血液を送ろうとします。

そのため、春でも手足が冷えたり、寒くて寝つけないという冷えの症状が出るのです。

肌着・腹巻
それから、肌着や腹巻で汗を吸収して保温に努めることも忘れてはなりません。

春には日中、汗ばむほどの暑さになる日もありますが、このような時にきちんと汗を吸い取る肌着を着ていないと、肌と肌着の間が汗で蒸れて結果的に体を冷やしてしまうことになります。

肌着用の繊維の中でも綿は汗を吸い取り易く、通気性に勝れていて蒸れにくい素材ですから綿製の肌着がいいでしょう。

冷えるとお腹や腰が痛くなることが往々にしてありますが、綿素材の肌着や腹巻で汗冷えから体を守るのも春の冷え性対策では大切なことです。

春の冷え性対策グッズは、、野蚕シルクで出来た重ね履き靴下リンマー、レッグウォーマー、スカーフやストール、綿製の汗取り用の肌着、腹巻、靴底の平らな靴、厚手のスラックス、時には手袋も必要になるかもしれません。

とにかく春には見た目の見栄をはって薄着にしたり、ハイヒールを履いたりしないほうが冷え性の体には必要なことですから、ファッションの先端をいきたい気持ちも分からないではありませんが、わざわざ体を冷やすような服装はあまりお勧めはできません。

就寝時ですが、寝ている間も足元は冷やさないために、寝る前には軽めの運動をしてみましょう。

それとは別に、夜のウォーキングなどもお勧めです。

寒い冬の間はウォーキングは敬遠されがちですが、春になればそれほど苦痛にはならないでしょう。

なので、部屋の中に引きこもらないで、夕方や夜、ウォーキングで体を動かして、冷え性対策の食事をして、半身浴で全身を温めて、レッグウォーマーや野蚕シルクで出来た重ね履き靴下リンマーで足を冷やさないようにしたり、とにかく色々な方法を組み合わせて春先にも冷え性には気を配るようにしましょう。

ウォーキングがどうしても苦手な人には室内でも出来るストレッチを日課にすることをお勧めします。

ストレッチなら就寝前にパジャマ姿で10分以内で出来ますから、毎日続けることはそう面倒なことではありません。

お花見の時は何を着ていく?冷え性の人は体を冷やす服装はやめましょう

お花見の服装
春は桜の季節ですから、お花見を楽しむ人が大勢います。

ところが、この季節は皮肉なことに雨になる日が多く、またそれほど温かくもありません。

お花見には天気も重要ですが、冷え性として気になるのが体感温度です。

春冷えという言葉があるように、お花見の季節はまだまだ冷えますから、しっかりした冷え対策を行いましょう。

冷え性なのに、つい普段と同じ服装でお花見に行くと、物凄い寒さが桜の木の下で待っています。

もう寒さが気になって、花を見る余裕などなくなり、早くお花見がお開きにならないかとばかり考えてしまうことになりかねません。

まず、スカートは止めましょう。足を露出しないことが大切です。

会社の恒例行事なので、タイトスカートにパンプスで行くのも止めましょう。

せめてパンツスーツと厚手のタイツ、靴底が平らな靴にしましょう。

首周りが開いたカットソーなども駄目です。

厚手のタイツに膝まである靴下を履き、腹巻きパンツを履きましょう。

お花見は地面に薄いシートを敷いた上に座ることが多いので、下半身が冷え易い環境です。

冷え性の人は意識して下半身を徹底的にガードしなければなりません。

冬場の暖かいインナーを二枚重ねて着ていくといいでしょう。

お花見は野外ですから、かなり冷たい風が吹いたり、夜には気温も下がりますから体温を維持することが難しくなります。

それから、温熱シートでお腹と腰をガードしましょう。

温熱シート
自分で熱を十分に発することが出来ないタイプの冷え性の人は、服装だけでは体温を保てません。

カイロは手軽なグッズですが、時には部分的に熱くなりすぎますから温熱シートがいいでしょう。

席とりは風下に座るようにしましょう。風上に座ってしまうと寒さが倍増します。

それから、シートはミラーマットやエアーキャップ(ぷちぷち)がおすすめです。

それに座布団を持参することと、なければ段ボールケースをつぶしてシートにしたものをお尻の下に敷くだけでもかなり冷えを防ぐことができます。

とにかく冷え性の人は周りを余り気にしないで体を冷やさないことが第一で、お花見はその次です。

冷え性対策をして規則正しい睡眠を手に入れよう

冷え性対策をして規則正しい睡眠
睡眠をとるという行為は、人間と言わず殆ど全ての生き物には不可欠なことです。

不眠不休という言葉は、あくまでも例え言葉であり、実際には人は何らかの形で睡眠をとっているものです。

しかし、できることなら規則正しい睡眠をとりたいものです。

不眠不休で働くという言葉が当てはまるような事態になることもあるでしょうが、大体は1日に7時間~8時間の睡眠が人間には必要なようです。

中には平均睡眠時間が4時間というナポレオンのような人もいるようですが、そのような人は少ない睡眠時間に体質が対応できているのでしょう。

しかし、逆にちゃんと8時間は寝るための時間があるのに、実際は8時間寝られないという人が多いようです。

それは、冷え性で寝付かれない場合です。

冷え性では、寝床が冷たいととてもすぐに寝付くことが出来ません。

したがってやっと寝付いても寒さで目が覚めてしまったり、トイレに行きたくなってしまい、また寝付くことが出来ないという悪循環に陥ります。

そのような人は真剣に就寝対策を考えましょう。

寝る前に寝床の布団を温かくして、保温性のある寝具を使うなどは規則正しい睡眠をとるための第一歩です。

ラジオで音楽を聴く
さらに、寝る時の自律神経では交感神経に休んでもらうようにします。

つまり、ストレスなどを寝床に持ち込まないようにすることです。寝るのにはリラックスの副交感神経に登場してもらいましょう。

例えばブラームスではありませんが、子守唄のような効果がある音楽を他人の邪魔にならない音量で聴きながら寝床にいると、いつの間にかぐっすりと眠りにつくことが出来るでしょう。

その他、深夜のオールナイト番組をラジオで聞いているうちに寝てしまうという経験をした人は多いのではないでしょうか。

これはそのラジオ番組の音が音楽のような効果があるからです。

変わったケースでは明かりが点いていないと寝付かれないなどという人もいるそうですが、いずれの場合でも目的は寒くなく、暑くなく快適な環境が整えば人は眠くなる時間には寝てしまいます。

ここで取り上げたいのは冷え性の人ではその環境整備に気を配ることが必要だということです。

睡眠不足は体全体にとっても冷え性にとっても大敵ですから、いい就寝環境を作るようにしましょう。

布団乾燥機・湯たんぽを使って冷え性対策をしよう

布団乾燥機・湯たんぽで体を温める
寒いから、寝床が冷たいからと、電気毛布や電気敷き布団を使うと、電磁波の影響で自律神経を乱してしまうと言われています。

布団の中が冷たくて眠つかれない人は、寝る前に乾燥機で布団を暖めたり、湯たんぽを使用しましょう。

陶器製の湯たんぽは温度変化の曲線がなだらかで、朝まで温もりが持続しまし、適度な湿度も保ってくれます。

特に寝る時に冷えが気になるのは上半身よりも足元ですから、その意味では湯たんぽがよく、昔から当たり前のように使われています。

電気毛布を使う人は、その代わりに湯たんぽを2個使ってみましょう。

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そのうちに一個でよくなり、知らず知らずのうちに湯たんぽが必要なくなったという人もいます。

それから、暑い夏の間、エアコンを使い続けて冷房病になる人がかなりいるようですが、夏場に寝ているときの冷房は要注意です。

冷え性にかかわらず、暑い夜には氷枕を使って快適な睡眠を確保しましょう。

首の後ろのうなじの部分に氷枕を当てるだけでも体温は下がります。

それはうなじに温度を下げる機能があるからです。

また、寝る前に脇の下を冷たいタオルで拭くのも効果的です。

しかし、これは冷え性の人向きではないかもしれません。

冷え性の人は、自律神経のバランスが悪く、暑さ寒さの感知機能が鈍くなっていますから、やはり夏場でも体が冷えないようにして眠ることが大切です。

冷え性は夏場には冷たさをかなり抑えることが出来るので、つい掛け布団をはいでしまうようなことがありますが、これも褒められたことではありません。

布団と湯たんぽ
それから寝具についてですが、夏場は綿や麻の天然素材がいいのですが、冷え症の人にとって辛い冬には、天然のムートンを強くお勧めします。

敷布には、100%ムートンの敷布を使用しましょう。

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化繊でできた敷布は静電気を起こすため、効果的ではありません。

掛け布団は羽毛布団がお勧めです。

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このように天然素材にこだわることで、内臓などが冷えるいわゆる次世代型冷え症を改善することができます。

さらに、ムートンのシーツは湯たんぽとの相性もよく、両方を使えば寒い冬でも寒さ知らずでぐっすりと寝ることができるでしょう。

冷え性がきつい!寒くてたまらないときの応急処置

寒くてたまらないときの応急処置
寒くてたまらない時や体が冷え切っている時に、急激に体温を上げる方法があります。

おじぎ体操

足を肩幅に開き、気をつけの姿勢になり、10から15回ほど体を深く曲げておじぎをしましょう。

この体操をすることで腹圧が上昇しますから、体幹に集まった血液が下肢や上肢に流れ出して、末梢の温度を上昇させることにつながります。

足の指の屈伸運動
  1. 靴下を履いてください。※必ず靴下は履きましょう。

    その両足を肩幅に開いてカーペットの上に立ちます。
    (カーペットがない場合は、タオルを床の上に敷いて、その上に立ちましょう。)

  2. その状態で、足の指を尺取虫のように動かして、指の屈伸運動を行います。

    こうすることによって摩擦熱が出ますから、冷え切っている足先が温まります。

    寒さを感じたら1日に何度でもこの動作を行なってください。

大体、急激に体温を上げることは人体には決して良いことではありません。

何故ならば体内で体温のコントロールをする役目の自律神経に過度な負担を強いることになるからです。

したがって、急に全身を温かくすることは物理的にも出来ない相談ですから、ここにあげた体操は足先を温かくする窮余の一策と考えて下さい。

また、その場では温かくなってもその温かさは持続しません。

それは冷え性の大部分が外的要因から来るものではなく、体内の血流や血圧、さらには貧血や血液の質が問題だからです。

このように急激に部分的に温度を上げることは出来ても、これは一時的なものですから、これで冷え性は治るなどとは考えないようにしましょう。

あくまでも一時凌ぎの応急手段なのです。

温かい部屋
それほど急激な体温の上昇は望めませんが、温かい場所や空気が温められている場所に体を移動させることがなによりの寒さ対策ではないでしょうか。

部屋全体の温度が温かければ、大概の場合体は自然に温かくなりますし、硬直していた筋肉もほぐれてきますから、冷え性対策には温かい空気が大切です。

しかし、それが出来ない時は先に述べたような方法を試してみて下さい。

少しは温かく感じることができるでしょう。

冷え性を改善するために運動をしよう

ウォーキングをする女性
冷え性を改善させる1つの方法として、ここでは運動について紹介します。

運動が冷え症に効く理由は3つあります。

  1. 運動により、血の流れがよくなり、新陳代謝が高まります。
  2. 運動により、汗をかくと汗腺が活発になり、皮膚の働きがよくなります。
  3. 運動により、筋肉の刺激で自律神経の働きがよくなります。

では、この3つを満たす運動とはどんなものなのでしょうか。

運動も3種類があります。

  • エアロビクス(有酸素運動)で、脂肪を燃焼します。
  • ストレッチで、筋肉を柔らかくします。
  • 筋肉トレで、筋肉を作り、鍛えます。

この中で一番手軽で始め易いのがストレッチですが、ストレッチは血行を改善し、冷え症にとっても効果的な運動です。

ストレッチだけではなく、歩くことも有酸素運動の初歩ですから、歩く機会を作ってできるだけ歩くように努める心がけも冷え性対策には有効です。

なまけてエスカレーターに乗らないで、少々の階段なら歩くようにしたいものです。

さらに、時間や場所が許せばウォーキング、ジョギング、水泳などを積極的に実践するようにして、丈夫な体を作ることは冷え性対策には欠かせません。

ウォーキングで冷え性対策をしよう

ウォーキング
ウォーキングはジョギングとは違い、心肺にそれほどの負担がかかりませんが、体を温める効果は抜群です。

少し厚めの服装をして、厚手の靴下を履き、ウォーキングシューズを履くようにしましょう。

そして、最初から長距離をいきなり歩かずに、最初のうちは腹八分ではありませんが、少し体が温まったなと感じる程度で止めるようにしましょう。

ウォーキングで一番大切なのは、それをできるだけ毎日するということであり、いきなり長距離を歩いて、次の日にはごろごろしているのでは何の効果も期待できません。

このウォーキングはつま先立ちで行う方法も最近では話題になっています。

いわばジョギング風のウォーキングですが、ウォーキングではつま先は意外と使いません。

しかし、ジョギングやランニングではつま先が必要になります。

ですから、つま先を使うのですが、あくまでも走るのではなく歩くのです。

文字ではなかなか説明しきれませんが、これを実際にやってみて下さい。

多分、つま先で地面を捉えて歩くのは同じところで足踏みをしているような感覚になると思いますが、それでもすこしずつは前へ進みます。

ここまでは散歩がてらのような適度な運動ですが、通勤時に駅でエスカレーターに頼らずに階段を上がり下がりするのも勿論適度な運動です。

なるべく階段を使うようにするのも筋肉を鍛え、内臓にも好影響がありますし、なによりも体が温まります。

疲れたら階段の途中で少し休めばいいのです。

ストレッチで冷え性対策をしよう

ストレッチ
ストレッチは手軽に部屋の中でできますから、これを毎日続けることは血液の循環をよくするだけでなく、自律神経の働きを正常化するのにも役立ちます。

全身ストレッチでは心臓から離れている手足の末端部分まで血が届きますから、手足を中心にストレッチを行い、冷えを解消しましょう。

手足が冷えて寝付きが悪い人には、お風呂上りや寝る前のストレッチが効果的です。

また、デスクワークなどで長時間同じ姿勢が続く人も血行不良になりがちですから、休憩時間にストレッチをして血液の滞りを起こさないようにしましょう。

肩や腕のストレッチは肩凝り予防にもなり、腕がスッキリして軽くなります。
【肩凝り予防ストレッチ】

  1. 床に立って、両腕を首の後に回して、右手で左の手首を軽く握ります。
  2. そのまま右の方へ左腕をひっぱるようにして、痛くならない所で10秒ほど止めます。

    左の脇が伸びるのが分かります。

  3. ゆっくりと元に戻し、今度は左右の腕を持ちかえて同じ要領で右の脇を伸ばします。

    この時顔は正面を向いたままにします。この動作を数回繰り返します。

  4. 次に足首まわしをしますが、これで血行が促進され、全身が温かくなってきます。

    足首まわしは手で補助しても良いでしょう。

  5. 床に座り、両脚を開いて、右足のほうへ体を前に倒して行き、痛くなる寸前に止めます。

    この時、左右の腕は右の太ももに触れるようにします。

  6. ゆっくりと両腕を戻して、反対側の左足のほうへ両腕で太ももを抱える気持ちで体を前に倒して行き、適当なところで止めて、ゆっくり戻します。

もう1つ目覚めのストレッチをご紹介します。

朝目が覚めたら体が硬くなっていますから、寝床の中でのストレッチから始めましょう。

ストレッチで体が柔らかくなると疲れにくく、冷えにくくなります。

【寝床ストレッチ】

  1. 伸びを3回繰り返します。
  2. 次に片足をお尻の下に曲げますが、これも左右3回ずつ繰り返し、その後で寝床に座り込んであぐらの形に両足をぺたっとくっつけてゆっくり体を前に倒しましょう。
  3. それからゆっくり起き上がって、目覚めのコーヒーを飲みましょう。

この寝床ストレッチは、筋肉や筋、関節が痛くなる直前で止めるようにして、痛くない程度にしましょう。

昼間のストレッチや、夜寝る前のストレッチでは、両腕を交互に頭の後ろで逆方向へ引っ張り、脇下の筋肉や筋を伸ばすような運動や、両腕、両手を前や上へ伸ばす運動、体を左右にひねる運動、足を伸ばして太ももの後ろ側の筋肉を柔らかくする運動など、様々なバリエーションがあります。

要は全身を無理なく伸ばすことが目的です。

全身のストレッチで体を無理することなく動かして血の流れを改善させましょう。

それに加え、ダンベル体操やウォーキングなどで筋肉を鍛えて、冷え性を解消しましょう。

背伸び運動で冷え性対策をしよう

背伸び運動
背伸び運動とはつま先立ちをする運動で、冷えの改善に大きな効果があります。

全身の血行をよくすることが必要で、そのためには、足の運動を積極的に行うのが効果的なのです。

足の筋肉を動かす場合、筋肉が弛緩した時には血液が流れ込み、緊張した時には血液が押し出される筋肉がポンプの働きがありますから、足や下半身に溜まっていた血液が流れるようになり、全身の血液循環がよくなるのです。

これを実現するのが、簡単にできる足の運動、すなわち背伸び運動です。

これは運動というほど大袈裟なものではありません。

足を軽く開いて立ち、両足を一緒に踵を上げ下げするだけの運動です。

これを家事の合間などに行う習慣をつけるといいでしょう。

足の裏側、親指のつけ根にはホルモンの分泌を正常化し、自律神経の働きを調整する脳下垂体の反射帯がありますから、その部分を十分に刺激するように意識して行うとより効果的でしょう。

この背伸び運動に加えて、座ってくつろいでいるような時にも足を刺激してみて下さい。

  1. まず、片足を膝の上にのせ、手でこぶしをつくって、足の裏全体を軽く叩きます。
  2. 叩いているうちに足が温かくなってきたら、反対の足の裏を叩きます。

たったこれだけですが、このような足の裏への刺激を日常生活の中でこまめに続けていけば、冷えは確実に改善されていくでしょうから、是非これらの運動を日常の習慣にしてみて下さい。

冷え性の対策に効果のある運動方法 冷え性の対策に効果のある運動方法
運動で冷え性対策をする方法はいくつか紹介していきたいのですが、効果のあるオススメしたい運動が結構あるので何回かに分けて紹介していきたいと思います。

第二弾「冷え性改善におすすめの運動~有酸素運動・アイソメトリック運動編」を更新しました。

第三弾「冷え性改善におすすめの運動~筋肉運動・アクアビクス編」を更新しました。