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皮膚温度低下タイプは冷え性の60~70%を占めますが、さらにいくつかのタイプに分類することができます。
その内の一つが末梢血管収縮タイプの冷え性です。
このタイプの冷え性の特徴は主に手先や足先に強い冷えを感じるもので、秋から春にかけてこの症状が出てきます。

この冷え性の理由の一つはちょっとした冷房刺激で末梢の血管が過度に収縮してしまい、結果として血液が手先や足先まで届かなくなって冷えを感じることです。
別の現象は、関節が硬くなったり、足の筋力の低下で足指の曲げ伸ばしや開閉ができないほど足の機能が低下することが考えられます。
これには外反母趾甲の薄い足なども含まれます。

オフィスでデスクに向かって坐っていると、段々と足先が冷えてきて我慢が出来なくなってしまいます。
その人は筋骨隆々で週に何回か野球の練習をしているというスポーツマンです。
どこから見ても、冷え性とは無縁のように思われますし、全身の検査でもどこにも異常は見つかりませんでした。
ところが、足の指を動かそうとしたところ、足指が自由に曲げたり伸ばしたり、広げたりすることができなかったのです。
これは末梢血管収縮タイプの冷え性のためでした。
その後は仕事中も自宅でも意識して足の指を動かすようにしていると、この冷え性の症状はきれいに解消されたのです。

体格に関係なく、このような末梢血管収縮タイプの冷え性の人は、血管の柔軟性が低下して関節の動きも悪くなっていますが、手の先や足の先への血流量が正常な人の1/10しかないという人も少なくありません。
そして、このタイプの冷え性は、寒いからなるのではなく、寒くなりはじめる秋口から症状が強く出て来るのが特徴です。
たまには足指を動かしたりマッサージをしたりするようにしていればこのタイプの冷え性は防ぐことが出来るようですから、いつも運動をしているから大丈夫だなどと考えずに足先や手先の状態もチェックするようにしましょう。

末梢血管収縮タイプ冷え性の対策方法

秋から冬にかけて手先や足先が冷えるとか、主に手先や足先の冷えが気になるのが末梢血管収縮タイプの冷え性です。
このタイプでは、足の指を動かすのが難しいとか、しもやけ爪割れができやすいこともあります。
また、冷えて痛みを感じることがあったり、ひどい肩凝りもおこります。

この対策としては、手先や足先をマッサージで刺激することが最も有効でしょう。
手足の指先をマッサージや熱めのシャワーなどで刺激することで末梢血管が拡張してきて指先まで血液が循環するようになります。
また関節も硬くなっていますから、足指ジャンケンストレッチなども有効な改善方法でしょう。
タオルなどを使って乾布摩擦の要領で手先や足先を刺激することも対策になります。
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別の方法で温冷交代浴という対策方があります。
温冷交代浴とは、洗面器を二つ用意して、それぞれに熱めの湯冷水を入れます。

  1. 湯に30秒間手なり足なりを漬けて指の屈伸をします。
  2. 冷水に約10秒間つけます。
  3. これを数回繰り返し、最後は湯につけます。

その後は十分に乾いたタオルなどで水気を拭き取りましょう。
靴を履く時は、足先のきつい靴や靴底が堅い靴は履かないようにしましょう。
また、指先ソックス5本指ソックスもいいでしょう。
就寝時には、ゆるめの靴下を履いてもいいのですが、素材は100%シルクのものにします。
末梢血管は極めて細くデリケートですから、そのことを十分に考えて無理に強くこすったり、揉んだりはしないようにしてください。
下手をすると血管が破れて内出血を起こすことになってしまいます。

ここまでは外部からの対策ですが、冷え性の原因の一つがこのように血行不良ですから、血行を良くするためには内面からの対策も考えましょう。
すなわち、血行不良の原因になる血液をきれいにして血管内を血液が流れ易くするための食事に気を配ることです。
また、貧血や低血圧で血液が末梢部分まで行き渡らないことも原因になりますから、貧血気味の人や低血圧の体質の場合は、それらを改善するための食事を摂るように心がけなければなりません。

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