冷え症改善におすすめなアロマの選び方と注意点や使い方を紹介

冷え性改善におすすめのアロマ紹介

アロマオイルは肉体的にも、精神的にも作用する香りが大きな特徴です。

上手に利用すればリラックス効果を高めたり、それに伴う精神の安定、血行促進による冷え性改善にも効果が期待できます。

しかし体に作用することもあるだけに使い方には注意が必要なものもありますので、詳しく見ていきましょう!

アロマオイルが冷え性に良い理由と効果的な使い方と注意点

リラックス効果があるアロマオイル
アロマオイルが冷え性にも効果がある、という話はわりとよく見聞きしますが、冷え性改善に良い理由はあまり知られていません。

実はストレスや疲れがひどいときは自律神経が乱れやすくなり、不眠や疲れが抜けないなど不調になりやすいです。

冷えも同じように自律神経との関係が深いものです。

自律神経は交感神経と副交感神経によって調整されていて、交感神経はストレス状態に活発になり副交感神経はリラックス状態に優位になります。

ストレス状態にある交感神経が活発なときは手足の末梢血管も収縮し、日ごろからストレスが多い状態の方は冷えやすくなります。

つまり、リラックス状態に導くアロマオイルを使えば、うまく冷え性改善を目指せることになります。

ほっとするような心地よい香り、好きな香りを見つけておくことがおすすめです。

冷え性改善が目的ならこのアロマ!おすすめな香りと注意事項を紹介

おすすめアロマと注意事項
冷え性改善には、体を温めることや運動といったようにさまざまな方法がありますが、アロマオイルでリラックスしつつ血流を促すものを使用するのもおすすめです。

体をじんわりと温めるアロマオイルもありますので詳しく見ていきましょう!

初めての方におすすめのアロマオイル 初めての方におすすめのアロマオイル
ラベンダー

初心者向きアロマオイルの種類
ラベンダーにはスパイク、バンジン、フレンチと3種類ありますがこのほかに真正ラベンダーというものがあります。

血流促進や抗うつ作用、抗炎症作用などが代表的でまた夜の安眠も約束してくれる香りとしても有名です。

妊娠初期は使用しない

マジョラム

マジョラム
血行促進、体温調節作用があり、冷えやむくみ解消に良いです。

こりや痛みを和らげる効果、便秘や下痢の調整にも良いです。

また催淫作用があり性欲を高める効果もあります。

妊娠初期、集中力を要するときは使わない

経験者の方におすすめのアロマオイル 経験者の方におすすめのアロマオイル
経験者向きアロマオイルの種類

ローズマリー

ローズマリー
古くから料理に使用されており抗菌などの作用が特徴的です。

精神疲労の回復、集中力アップ、ポジティブな気持ちにさせる効果があり、うっ血除去作用や血液の循環を促進する作用があるため冷え性改善にもおすすめです。

妊娠中・授乳中・高血圧・てんかん・幼児は使用しない

ジンジャー

ジンジャー
冷え性に良いショウガは香りでも活躍しており、体を温めて活力を与える効果が期待できます。

消化器系や血液循環を促進させる働きがあり冷え性はもちろん免疫力アップも期待できます。

低濃度で使用、妊娠初期、幼児は避ける

ゆず

ゆず
日本に古くから伝わるゆずは血行促進作用があり、疲労回復や免疫力アップ、自律神経のバランスを整える作用があります。

冷え性の改善にも良く、殺菌と保湿効果もあるのでマッサージにもおすすめできます。

妊娠中は使わない、肝臓疾患、腎炎の方も避ける

ジュニパー・ベリー

ジュニパー・ベリー
体を温めて刺激する作用があり、冷えや湿気を取り除くと言われています。

体の熱源に働きかけて、冷えて悪化するような腰痛や関節痛、膀胱炎などにも効果的です。

水分バランスを整えてリンパの流れもスムーズにします。

妊娠中は使わない、肝臓疾患、腎炎の方も避ける

シナモン

シナモン
血行促進作用があり免疫力アップの働きがあります。

禁忌事項に注意しながら使用するにはとても良く、低濃度で使用することが基本となります。

アロマバスなどでの使用がおすすめです。

妊娠中・授乳中は使わない。他にも禁忌が多いので要チェック

妊娠中のハーブ類摂取について
料理に使われるハーブであっても、大量に、あるいは濃縮された形態で摂取すると、母体や胎児に思わぬ被害を与える可能性は否定できません。
出典:妊娠中のハーブ製品*1の自己判断による摂取に注意して下さい-「健康食品」の安全性・有効性情報〔独立行政法人 国立健康・栄養研究所〕

あなたの冷え性何タイプ?症状別にアロマを選んで活用しよう

冷え性タイプ
冷え性にはいくつかのタイプがあり、それによっては冷え性改善のために使用するアロマオイルの種類も変わってくることをご存知でしょうか?

数あるアロマオイルの中からどれを選べばいいのかもよくわからないという方も、自分の冷え性のタイプによって絞り込んでいけば簡単にオイルを選べるようになります。

冷え性のタイプは大きく4種類に分けて、そのタイプ別に適したアロマオイルの種類も紹介していきます。

手足が冷えるタイプ 手足が冷えるタイプ
手足が冷えるタイプ
手足が冷えるというのはいわゆる末端が冷える状態で、この場合は足湯や手湯がとても効果的です。

足湯や手湯は40℃から42℃くらいのお湯をバケツなどに入れて15分程度手足を温める方法で、このときにアロマオイルを1~2滴垂らすとより効果的に作用します。

おすすめアロマ
  • マジョラム
  • ローズマリー
  • オレンジスイート
腰やお腹が冷えるタイプ 腰やお腹が冷えるタイプ
腰やお腹が冷えるタイプ
内臓が冷えてしまい腰にも負担がかかった状態で、温シップのように温かいタオルを当てる方法が有効です。

洗面器に42℃くらいの熱めのお湯を入れアロマオイルを3滴程度垂らし、タオルを浸して絞って腰やお腹に当てて温めます。

おすすめアロマ
  • ジュニパー
  • ラベンダー
  • ジンジャー
体全体が冷えているタイプ 体全体が冷えているタイプ
体全体が冷えているタイプ
体全体が冷えている場合は、アロマバスで全身を温めることがおすすめです。

38℃から40℃くらいのお湯にアロマオイルを5滴程度垂らして15分以上入浴します。

このときに自然塩を少々入れるとバスソルトを使用したときと同じ効果が得られます。

おすすめアロマ
  • ラベンダー
  • ネロリ
  • フランキンセンス
ひざ下が冷えるタイプ ひざ下が冷えるタイプ
ひざ下が冷えるタイプ
運動不足が大きな原因ですが、足湯を使用して温めることができます。

手足が冷えるタイプを参考に足湯を利用すると良いでしょう。

おすすめアロマ
  • マジョラム
  • ローズマリー
  • オレンジスイート

脱冷え性にはアロマでお風呂とマッサージをメインにしよう!

アロマを使って入浴&マッサージ
アロマオイルを使った冷え性脱出はお風呂とマッサージが有効です。

アロマオイルを使ったことがない方も使い方の基本を押さえておけば問題なく使えるようになります。

マッサージ用のオイルの作り方の基本は、各種キャリアオイル(植物油)にアロマオイルを入れて希釈します。

希釈率は用途や目的によっても違いますが、平均するとキャリアオイル5mlにアロマオイル1滴程度になります。

マッサージ、足湯や手湯、お風呂に使用する場合ではそれぞれ希釈率や量も違いますのでその都度確認しながら使用すると良いでしょう。

冷え性にも美容にも効果的!お風呂でアロマの使い方

お風呂にアロマを入れる
冷えきった体の状態をぽかぽかにしてくれるお風呂や足湯は、とても気持ちが良く心まで温まることが多いです。

アロマオイルを使用することで香りの効果も期待できますが、今回はそれにひと工夫してバスソルトを使用する方法を紹介します。

バスソルトの作り方 バスソルトの作り方
材料
  • 天然塩(家庭用の塩でも代用OK)・・・大さじ2杯から4杯
  • アロマオイル(お好きなもの)・・・3滴から5滴
  • 容器
作り方

天然塩を大さじ2杯から4杯を小さな容器などに入れ、アロマオイルを3滴から5滴垂らしてよく混ぜます。

これがバスソルトの基本ですが、量の指定がアバウトなのは調節できるという意味があります。

敏感肌の女性
敏感肌の方はアロマオイルを少なめに混ぜると良く、初めて使うアロマオイルや、刺激のあるオイルのときも少なめにするといったように、様子を見ながら作れるようになっています。

保存はガラス瓶などが良いですが、ジップロックの袋など密閉できるものがおすすめです。

大量に作るときは、天然塩200gにアロマオイル15滴~20滴を参考にしてみてください。

お風呂にバスソルトを入れるときは大さじ2杯を目安にして、お風呂の温度は38℃から40℃くらいのぬるめがおすすめです。

15分以上入ることが理想的で、汗をたっぷりかきながら体の芯から温まることができます。

肝心のバスソルトの効能効果は、塩は毛穴の汚れに付着して落とす効果があり、汗腺から入り込んで体温低下を予防する効果があります。

そのため半身浴でも十分に温まることができ、入浴後はストレッチを組み合わせることでより一層の血行促進が期待できます。

さらに、冷え性の辛い症状でもある冷えて眠れない症状を改善します。

バスソルトの効能効果
その他に発汗することにより、美肌、保湿、デトックス、ダイエットといった嬉しい効果があるので、冷え性改善に良いアロマオイルとのダブルの効果で美容にも、冷え性にも嬉しい効果を独り占めできるようになります。

足湯に使用するときは、40℃から42℃くらいの熱めのお湯にアロマオイルを1滴から3滴程度垂らして、15分を目安に足首から下を温めます。

血行促進が進み全身がじんわりと温まり、うっすら汗をかくくらいの状態になります。

お風呂に入るのがおっくうだなと感じる日は足湯でリラックスすることもおすすめです。

禁忌事項として、足湯は食前と食後は避けるようにします。

アロマオイルで冷え性改善マッサージ!ダブルの効果で血行促進する

アロマオイルでマッサージ
アロマオイルを使ったマッサージを行うときは、アロマオイルを希釈して使うことが基本です。

キャリアオイルに対して1%程度になるように希釈したものを、マッサージオイルとして使用することがおすすめです。

アロマオイルの種類によっては刺激が強すぎることがあるので注意が必要で、できれば希釈したオイルでもパッチテストをしておくとより丁寧でトラブルなく使用できます。

そもそもマッサージをすることで血行促進やリンパの流れも促進されるのですが、そこにアロマオイルの血行促進効果やその他の冷え性改善効果が加わって、アロマオイルによるマッサージはダブルの効果を発揮します。

そのため、マッサージのやり方や部位などは正しく行うことも重要になってきます。

マッサージのやり方は末端から上、あるいは末端から心臓に向かって行うことが基本です。

足の場合で言えば、足首から下にオイルを塗布して、指先からかかとや足首に向かってマッサージをしていきます。

具体的にもみほぐす方法はさまざまな種類があるので、自分に合う方法で行うのがベストです。

マッサージができる部位はほぼ全身です。

もちろん粘膜の部分はNGとなり、敏感肌の方は肌の柔らかいところなどは使用しない方が無難で、ほとんど刺激のないホホバオイルやスイートアーモンドなどのキャリアオイルのみにすることもおすすめです。

一般的には足先から髪の毛まで使用でき、部位によって適したアロマオイルを使用するなどもおすすめです。

マッサージする女性
マッサージを始めたばかりのうちは、痛みを感じることがあります。

例えば足で言えば膝の両わきは普段から疲労や老廃物も溜まりやすく、マッサージしたときにほとんどの方が痛みを感じます。

こうした部分は他にもあり、あまり痛いときは辛くない程度の力加減で入念にマッサージをしておきましょう。

老廃物が流れていくと体がぽかぽか温まってきて痛みも和らいできますので、それを合図に血行促進していると思ってよいです。

冷え性に効果的なアロマオイルブレンドレシピを紹介

アロマオイルブレンドレシピ
冷え性の改善に効果的なアロマオイルブレンドレシピにはかなりたくさんの種類がありますが、いくつか手軽なものを紹介します。

今回のレシピは妊娠中・授乳中の方、高血圧やてんかんなどの持病のある方、幼児は使用不可なものとなります。

初めての方向け 初めての方向け
初心者用ブレンドレシピ

  • ラベンダー1%(この場合は2滴)、ホホバorスイートアーモンド10ml
    こめかみから首や肩にかけて塗布してマッサージがおすすめ。ゼラニウムやマジョラムを1%程度加えても血行促進とリラックス効果が得られる。
  • マジョラム1%、ローズマリー1%、ホホバ10ml
    マッサージオイルに適しているレシピです。
経験者向け 経験者向け
経験者用ブレンドレシピ
ローズマリー1滴、ジンジャー1滴、ホホバ10ml

マッサージオイルに適しているレシピです。

アロマバス アロマバス
アロマバスブレンドレシピ

ゆず4滴、はちみつ大2

よく混ぜてバスタブに入れると血行促進効果が期待できます。

アロマで冷え性改善体験談のまとめ

体験談まとめ
アロマによる冷え性対策は何と言ってもコツコツ継続することが大事です。

アロマオイルの効能効果を駆使して冷え性改善した体験談を紹介します。

お風呂でアロマをフル活用!冷え性改善成功体験

私の体験談~バスソルトとアロマバス

アロマオイルはかなりの種類があるのでたくさん欲しくなってしまいますが、1度に多くをそろえるのではなくて2つくらい良さそうな香りを準備して、実際にバスソルトやアロマバス、足湯などに使用してから気に入った香りだけをそろえていく方法がおすすめです。

私はひざ下が冷えることが多い冷え性で、いつも鉄のように冷たい足を温めていました。

靴下も厚手のものや温感タイプなど、人には理解しがたい冷え性の苦しみがありました。

そんな私もアロマオイルに出会ってからはだいぶ変わったと思います。

毎日お風呂にアロマオイル
毎日のようにアロマオイルを使用して、お風呂や足湯の時間もゆったり30分は確保し、2か月ほど続けたころには、冷え性が改善し始めて足が冷たくて眠れない日がなくなりました。

代謝もアップしてきたのか、特にダイエットはしていなかったのに4キロもやせたんです。

夜にぐっすり眠れるようになったせいかストレスも緩和されて、体調も毎日軽くてアクティブになりました。

生理に関係した事柄も整ってきて、肌荒れなどもほとんどない状態をキープできるようになったんです。

アロマの香りはその日の気分で選んでます。

ほとんど直感で今日はこれがいいかな?という感じで選んでます。

自分が使いたい香りはその日の身体が欲している効果や効能なんだと思うと、体をいたわることの大切さを学んだ気がしますね。

風呂上りのアロママッサージで冷え性改善!むくみすっきり嬉しい体験談

私の体験談~アロママッサージ
私は根っからの冷え性で冷え性対策のためにと思い、お風呂上りにアロママッサージを実践しました。

特に下半身の血行促進が大事だと聞いたので、ホホバオイルをベースに、日替わりでいろいろなアロマオイルをブレンドして下半身を重点的にマッサージしました。

日替わりで使用したアロマオイルはジンジャー、マジョラム、ジュニパー・ベリーなどで、作ったマッサージオイルは足先から足の付け根まで塗って、リンパの流れが良くなるようにマッサージしてみました。

頻繁にマッサージするので両足で10分くらいのマッサージを目安にして、足の付け根は少し力を入れてゴリゴリと押し流すような感じで続けました。

マッサージ・ヨガをする女性
いろいろなマッサージのHPにもあるように、最初の3日くらいはリンパの流れが悪くて痛みもありました。

その後は食生活も根菜などの身体を温める食べ物を中心にして工夫したり、午前中のうちに15分くらい運動をしたりと冷え性改善のためにできる範囲で努力し続けたんです。

1か月くらい続けると体調はだいぶ楽になって、朝の目覚めの良さやすっきり感、寝付きにくさもなくなりました。

冷え性もだいぶ良くなったようで、血色がよくなり美肌になったと思います。

運動のおかげか代謝が良くなったせいかわかりませんが、2キロ痩せていて、これも冷え性改善の副産物みたいで嬉しかったです。