今の世の中は見方によってはストレスの原因だらけです。
パラダイスはこの世の中にはないでしょう。
仕事をしている人はのんびりとしてはいられませんし、寝不足や働きすぎ、職場での人間関係や家族間の悩みなど、ストレスの原因ばかりです。
このストレスは目には見えませんが、ストレスが続くと、体内(脳内)に次第に蓄積されていき、イライラして落ち込み、何かを率先してやるという気分になれなくなります。
体が重く感じられたり、突如として腹痛に見舞われたりします。
このように誰でも大かれ少なかれストレスはあることですが、人の我慢できる限界を超えた不安や緊張、激しい労働は色々な健康障害を引き起こしてしまいます。
この健康障害は胃潰瘍や円形脱毛症、自律神経失調症、ノイローゼ、糖尿病、挙句の果てはガンなどになりますから、これらの病気の原因の一つはストレスだとさえ言われています。
胃酸によって胃の壁が傷つけられ、痛みや出血を起こすこと。
胃から分泌される胃酸と、胃酸から胃壁を守る粘液の分泌のバランスが崩れ、胃酸によって胃壁が傷つき、痛みを感じたり出血を起こす病気のことです。
胃潰瘍と十二指腸潰瘍を総称して消化性潰瘍とも呼びます。胃潰瘍 | e-ヘルスネット 情報提供
過度なストレスは当然自律神経のバランスを乱して血流の障害を引き起こします。
そして、体内の血の巡りが悪くなると、無数にある細胞に新鮮な酸素や栄養素が十分に運ばれず、新陳代謝機能が低下し、やがては低体温(冷え)につながって行くのです。
これは昔から「冷えは万病のもと」と言われ、低体温が循環障害を引き起こすからです。
この循環障害が引き起こす現象に、自律神経の失調があります。
暖房が不足している部屋や外で寒風に晒される状態は、自律神経の一つである交感神経を緊張させてストレスになります。
ストレスタイプの冷え性にならないようにするためや改善するためには、ストレスを解消しなければなりません。
ストレスタイプ冷え性の対策方法
ストレスタイプの冷え性への対策は、自分の心身や生活に悪影響がある原因になっているものを取り除くことが最良の方策と言えるでしょう。
しかし、言うのは簡単ですが今の社会環境では行うことは簡単ではありません。
しかし、どうにもならないとか、どうせ出来ないと諦めてしまってはストレスの原因を取り除くことはいつまでたってもできません。
ストレスを減らしたり取り除く一つの方法は、その原因から逃避しないで正面から向き合って解決を目指すことでしょう。
自分が置かれた立場、状況、環境、人間関係を変えるのはそう簡単ではないでしょう。
しかし、ストレスタイプの冷え性から脱却するためには努力しなければなりません。
この他の方法は、ストレスを受けることをうまく回避するように立ち回ることです。
真正面から向き合えない場合は、ストレスを受けるような状況や人などと関わる機会をなくすようにしたり減らしたりすることです。
ただし、どうしても解決できない場合や避けられないことも多いでしょう。
そのような場合には、ストレスと上手につきあっていくことが大事になります。
どうしても避けることが出来ないストレスを嫌だと思うとストレスは益々大きくなりますから、どう上手にストレスとつきあっていくかを考えたほうが良いでしょう。
いくつかストレスタイプの冷え性に対する対策法を挙げてみます。
- 半身浴をする(どっぷり浴槽に浸からない)
半身浴の正しい入り方は冷え性を改善する半身浴の方法で紹介しています。 - 軽い体操をする(ストレッチなど)
ストレッチのやり方はストレッチで冷え性対策をしようで紹介しています。 - マッサージやツボ刺激をする(自分でもできます)
冷え性改善に効果のあるツボについて冷え性に効くツボをまとめましたで紹介しています。 - 食べ過ぎない(腹8分にしましょう)
- 玄米食を取り入れる
(玄米には食物繊維やビタミン、ミネラルが含まれています) - 早寝を心がける
(夜更かしは止めましょう) - トイレを我慢しない
(腎臓が血液を浄化します) - 働きすぎを見直す
(いくら何でも人間は働き蜂ではありません) - 自分にとって楽しいと思えることをする
(人は誰でも楽しいことをすると疲れが癒されます) - 体を冷やさない服装をする
(これは冷え性対策の基本中の基本です)
冷え性対策の服装について服装を調節して冷え性対策をしようで紹介しています。
上記が主な対策法となりますが、ストレスに対する考え方自体にも着目してみると良いかもしれません。
ストレスは誰にでもどこにでもあるものだ、ストレスによって緊張感ややる気や集中力などが生まれるのだ、何か楽しいことを見つけて少しでも楽しもうと、考え方や見方を変えればストレスがストレスはなくなるかもしれません。
さらに、このストレスを乗り越えれば自分が成長できるというような考え方をすれば、ストレスはかえってプラスにさえなるのではないでしょうか。
また、前向きな考え方や割り切った考え方でも、ストレスの受け方を軽くできるでしょう。
そして、ストレスは受け止め方次第で変わってきます。
ストレスを受け易い人の多くは生真面目や完璧主義の人ですが、ある程度、仕方がないとか、何とかなるだろうという考え方も時には必要でしょう。
ストレスが原因で自律神経が異変を来たして、血流が悪くなり、冷え性になるのはどう考えても割りの合わないことです。
ですから、このように物事を割り切る方法などでストレスをまともに受けないようにして、さらにストレスを発散させる楽しみや運動を見つけるようにしたいものです。
- 内臓型タイプ冷え性
- 自律神経タイプ冷え性
- 貧血タイプ冷え性
- ホルモンバランスの乱れタイプ冷え性
- 夏でも手足が冷える末端冷え性
- 末梢血管収縮による血行障害タイプの冷え性
- 甲状腺機能低下による冷え性
- 皮膚温度上昇タイプ冷え性