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冷え性の女性が多いことはよく知られていますし、冷え性は女性がなるものだと思われがちですが、冷え性の男性もかなりいるようです。
冷え性と気がついていない男性が多いようで、冷え性のタイプの一つである隠れ冷え性の男性がかなりいるのです。
男性の冷え性は最近では増加傾向にあるとも言われています。
そして、その原因の一つが現代のストレス社会だと考えられています。忙しい仕事やうんざりする付き合いは食生活の乱れ精神的ストレスを誘発し、そのために自律神経がおかしくなり、それが冷え症につながるのです。
バランスが悪い食生活や食べ過ぎ飲み過ぎ、たばこの吸い過ぎが動脈硬化を招き、血管が細くなります。さらに血液が濁り血行が悪くなり、手足や内臓が冷えて、冷え性になります。
さらに、男性の冷え性が増えてきた理由としては、以前は寒さや冷たさを我慢していた人が多かったのですが、最近では我慢しない男性が増えて来たからだという説もあります。

動脈硬化とは

「動脈硬化」とは「動脈の壁が厚くなったり、硬くなったりして本来の構造が壊れ、働きがわるくなる病変」の総称です。もともと病理学で使う呼び方で、病名ではありません。

病理学では三つのタイプに分けていますが、一般に動脈硬化といえば「粥状動脈硬化」を指す場合が多く、ここではそれを動脈硬化として説明します。
この血管の変化は、内膜や中膜が比較的よく発育した動脈に起きやすいので、心臓を養う冠状動脈、大動脈、さらに脳、頚部、腎臓、内臓、手足の動脈などによく起こります。動脈硬化ー国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス

男女を問わず、体内での熱の生産量が少ないと冷え性になり易いと言われていますが、胃腸が弱い人運動不足の人、ストレスや生活習慣の乱れで自律神経は乱れている人、そして痩せ方の人は熱の生産量が少ないため冷え性になり易いようです。
胃腸が弱いと栄養を十分に摂取できませんし、痩せている人や運動不足で筋肉の量が不十分な人は、熱を思うように生産ませんから、冷え性になり易いのです。
また、男性の多くは眠る時にTシャツ1枚の人がいますが、これでは冷え性になってしまいます。
体温が下がると、筋肉の動きも鈍くなり、熱の生産量がさら低下するのです。

そして男性の場合、冷え性は腎臓に影響しがちだということは覚えておきましょう。
また冷え性は自律神経の働きを乱しますが、男性の場合、このために肝臓や腎臓に悪影響が及びますから、男性の冷え性は決して軽視できないのです。
自律神経とは、自分の意思ではコントロールできない内臓の働きや体温調節機能などをコントロールする役割を担っていますから、そのバランスが崩れると、様々な障害が起こるのです。
体は冷えがあれば、冷えないように神経が働いてバランスをとろうとしますが、それが出来なくなり、ストレスと緊張で末梢血管も収縮してしまうのです。
中高年の男性に多い腰痛性欲減退は、冷え性で腎臓が弱ることが原因の場合が多いようです。
男性でも手足が冷たいとか腰痛がひどいなどの症状が出た場合は、冷え性を疑ってみましょう。
内臓の働きや体温調節をコントロールする自律神経のバランスが崩れると、様々な障害が起こり、最悪の場合はガンなどに進行することもあり得ますから、男性の冷え性には日頃からの注意が大切です。
さらに、男性も加齢とともに男性ホルモンが減り、そこにストレスによる自律神経の乱れが加わって 性欲減退、疲労、不眠 などの不定愁訴がでてきます。
これが男性の更年期障害です。
この時によく見られるのがイライラ型無気力型憂うつ型などですが、全て冷え性と関係があると考えられます。

冷え性を改善するには下着を変える?

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男性が冷え性の場合、まず指摘されるのが不規則な生活偏食、過労などでのストレスの蓄積のようです。
これが重なって、中高年はもとより、若い男性でも自律神経の働きが乱れて末梢血管が収縮、手足の冷えにつながることがあるようです。

男性の冷え性が厄介で恐ろしいのは、冷えが頭痛肩凝り腰痛といった不調だけに止まらず、さらに深刻な症状に結び付く場合があるからです。
消化器系に影響を及ぼすと、胃腸の弱い人は極度の便秘や激しい下痢になる過敏性腸症候群胃腸炎などになり易いとされています。
さらに、アレルギー性鼻炎膀胱炎全身の関節リウマチなどは体の冷えと関係が深いとされています。
こうした男性の冷え性の予防としては、まずはストレスをためないことでしょう。
しかし、物理的に冷えは体温を調節する体のメカニズムと密接に関係していますから、腹部など体の深部が冷えると、熱の放散を防ごうとして末梢血管が縮まるため、手足の先が冷たくなります。
これを防ぐために効果的なのが腹巻きです。
腹巻は就寝時だけでなく普段の日中でも身につけるようにしましょう。
また、汗が冷えた湿った肌着は着替えをしたいものです。
男性用の下着による締め付けも冷えを誘発するといます。
体型に合わないブリーフよりも足の付け根を圧迫しないトランクスを穿くのが肝心という話もあります。

冷え性対策では、体に合わない下着は女性だけではなく男性にも禁物です。
男性のための冷え性対策としてもう一度整理してみますと、

  • 体型に合わないきついブリーフは穿かないようにして、ゆったりしたトランクスを穿くようにしましょう。
  • 常に下着は着替えを用意し、外出時に汗をかいて冷たくなった肌着は取り換えましょう。
  • 腹巻きが極めて効果的ですから、腹巻は常にしましょう。ただし腹部を必要以上に圧迫するものは避けましょう。
  • 冷たい飲み物を極力避け、温かい飲み物をとり、長時間のデスクワークでは、途中でストレッチなどをして筋肉をほぐしましょう。