冷え性になる原因は様々あります。
こちらでは、冷え性になるきっかけをいくつかご紹介していきます。
知らず知らずのうちにあなたもやっているかも・・・!

睡眠不足が冷え性を招く

睡眠不足が冷え性を招く
ある調査によりますと、今の日本人の睡眠時間の平均は7時間半ぐらいとのことです。
そして、理想の睡眠時間は7~8時間だと言われています。
しかし、誰でもがこの理想的な睡眠時間を確保できる訳ではありません。
働き盛りのサラリーマンや、忙しい主婦ではこれだけの睡眠時間は確保できないでしょう。
そして、実際には、多くの人が寝不足を感じているでしょう。
最近になって、不眠症も生活習慣病の一つにあげられるようになりました。
また、睡眠時間は時間だけではなく、その眠りの質が重要です。
深い眠りであれば眠りの質はいいのですが、うとうとするような眠りでは時間だけは8時間でも眠りの質はよくないのです。
したがって、睡眠では時間が取れなければ、深い眠りにつけるように眠りの質を考えなければなりませんが、いずれにしても体に倦怠感が残る場合は睡眠不足でしょう。

問題はここからですが、睡眠不足が続くと自律神経が乱れてくるのです。
そして自律神経が乱れると、必然的に代謝機能が悪くなり、代謝機能の低下は体温が下がる原因の一つになります。
ご存知のように、自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
交感神経は体が起きているときに働く神経で、緊張の神経と言われています。
交感神経が過度に働くと心拍数が高くなり、血管が収縮するために内蔵の働きが悪くなります。
一方で、副交感神経は寝ている時に働く神経で、リラックスの神経と言われ、ゆったりとした心拍数で血管を拡張させ、血行をよくすることで体を温めて人を眠りへと誘います。
人間の体は1日の中の様々なシーンでこれらの神経が上手に切り替わり、正常な体調を整えていきます。
交感神経に休んでもらい、代わりに副交感神経が機能して人を眠りに誘うのですが、睡眠不足の場合は交感神経が働き過ぎているため、副交感神経の出番がなく、慢性的に内蔵の働きが悪くなってしまい、それが体温低下の原因になるのです。

このように、本来は副交感神経が登場してくる睡眠の時間になっても興奮しているために交感神経が引き下がらないのでは眠ることは出来ません。
この自律神経は意識的に気持ちでは切り換えることが出来ない神経系統ですから、眠ろうと意識しても眠ることができず、イライラの症状などが現われてきます。
さらに、この自律神経の崩れは血流にも影響してきて、その結果手足や体の血の巡りが悪くなり、冷え性へと発展してしまうのです。

低体温や、血流の流れが悪くなることで冷え性になってしまう前に、規則正しい睡眠をとって冷え性対策をしましょう。

クーラーが冷え性を招く

クーラーが冷え性を招く
年々、夏の暑さが厳しくなってきているようですが、誰でも夏を快適にすごす方法を考えますよね。
20年以上前には暑い夏を過ごすためには扇風機があれば御の字でしたが、やがて冷房専用のクーラーが登場しました。
クーラーは空気を触媒の作用で変換して温度の高い外気を室内での冷気に換えます。
しかし、やがてそれだけでは物足りなくなり、このクーラー機能に冬の暖房機能を持たせたエアコンが販売されるようになりました。
加えて、このエアコンにも室内の温度を下げたり上げたりするだけではなく、除湿をして湿気を取ることで、室内やビルなどの建物の中にいる間は汗をかくこともなく、快適に過ごすことができるようになりました。

ところが、実はこの夏の間の快適さが、秋口の冷えの元にもなっているのです。
冷房で体が冷やされることによって、初めは手先、足先だけですが、やがては膝下、腰下、腕や首筋、そして背中へと冷えを感じる部位が増えていきます。同時に胃や腸も冷えてくるでしょう。
これらの冷えのために血液の緊張や収縮がうまく調節できなくなると、自律神経がバランスを崩し、気づかないうちに冷え症の世界に足を踏み入れてしまいます。
特に女性の場合は骨盤の中が複雑に入り組んでいますから、体内の婦人科系に影響が及び、下腹部に血液が滞り易く、夏の冷房での冷えの結果が際立って現われるのです。
会社などの職場での環境を見てみても、スーツ姿の男性と一緒にスカートに薄着の女性が、同じ冷房の温度設定に耐えられる筈はないのです。

しかし、エアコンの冷気に対して何か特別な工夫をしている女性は意外と少ないようです。
ただ、寒いのをじっと我慢している女性は、冷え性の予備軍どころかやがては正規軍になってしまうのです。
勿論、冷え性が冬場の寒さで作られることも多いのですが、冷え症がこのような夏場の冷房環境によって作られることを自覚して、夏の時期から冷え症対策をしていれば、冬になって冷え性での悩みを感じないで済むのではないでしょうか。

体を締め付ける衣服が冷え性を招く

体を締め付ける衣服が冷え性
人は様々な服装で生活しています。
寝るときにはパジャマが多いでしょうし、普段着、部屋着、そして外出着と洋服・和服を問わず衣類は必需品です。
衣・食・住の3つの生活の基本です。

ところで、多くの人は外面的な服装には気をつかいますが、その下で身につける、いわゆる下着についてはどうでしょうか。
殆どの人は下着にも十分過ぎるほどの気を配っています。
ところがここに矛盾があるのです。
オーダーメイドの下着を身につける人は稀でしょうから、大概の場合は体のサイズを計り、そのサイズに合った下着類を購入することになります。
ここまでは冷え性とは一見無関係のように見えますが、ここが問題なのです。
骨盤などが歪んでいるために治療用のコルセットなどを着用している場合はともかく、通常、体にぴったりした下着を選ぶのではないでしょうか?
このぴったりが曲者で、時には冷え性を招く原因になることがあります。
それは何故かと言いますと、ぴったりすることは多少なりとも柔軟性に欠けるということです。
言い換えれば、体のあちらこちらを下着で締め付けるようなことになりかねません。
そして下着で締め付けられた体の部分に血流がいこうとしても、いけなくなってしまいます。
いわば、人為的に血行を悪くしているのです。
そして、血行が悪くなるとその部分には熱が行き渡りませんから、冷えてしまいます。
お分かりかと思いますが、体のその部分の冷えはそこだけに止まっていません。
その冷えは次から次へと体中に広がってしまうのです。
体型に合わないきつめの下着が、冷え性の遠因になることがお分かりかと思います。

なお、下着だけではなく、冷え性の人の服装で大切なことは、 頭寒足熱の服装、服と体の間に幅を持たせること、体にやさしい天然素材の服などです。
それから、一年中温かくしておく必要があるのは、第11胸椎から第2腰椎の高さまで(背面だけ)と、下腿部(膝からくるぶしまで)と考えましょう。

ハイヒールが冷え性を招く

ハイヒールが冷え性を招く
冷え性の主な原因や遠因の全ては、体内を駆け巡っている血液です。
血液を体の隅々まで運ぶ役目を果たしているのが血管で、動脈血管で心臓から血液を運び、静脈血管で血を戻しています。
この全体の動きが血の循環です。
そして、健気にもこの動きは人が生きている限り一瞬の休みもなく、肺の空気の吸引・排出とともに続けられています。

さて、ハイヒールと冷え性との関連ですが、先に述べましたように体の内部には無数の血管が通っています。そして、血管の太さも様々で、手足の指先に行くほど細くなっています。
さらに細くなると末梢血管と呼ばれますが、これが手先や足先にある血管です。
通常であれば自律神経が働いて、この末梢血管にまで血を供給し、回収しています。
ところが、ハイヒールを履くという姿勢はこの末梢血管を圧迫することになるのです。
本来であれば足指先を圧迫しませんから、自律神経は血流を促します。
ところが不自然な力が足指先を圧迫すると自律神経が血流を送ろうとしても阻害されてしまいます。そうなると、末梢血管に血が行きにくくなってしまいます。
そして、熱というエネルギーも足指先まで届きにくくなり、足指が冷えてきて、神経系統がしびれてしまいます。
ハイヒールを一日中履いているということはあまり無いでしょうが、これでは体にいいとは言えないでしょう。
ハイヒールでつま先が圧迫され、血の巡りが悪くなり、足先が冷えてきて、その冷えが転移して、そして冷え性になる、という一連の因果関係があるのです。

冷え性の人で、体に合わないぴったりとした下着や、足指を圧迫するハイヒールが好きな方もいると思います。
もし、冷え性を本当に改善させたいのであれば、これらをやめてみるという選択をしたほうがよさそうですね。