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冷え性に効く漢方薬と言われても、日頃漢方薬に縁がない人には皆目検討がつきません。
そこで、ここではどのような漢方薬があり、冷え性に効果があるのかを見ることにします。
ただし、漢方薬は実に種類が多いので、ここではその代表的なものに絞ることにします。

  • 腰から下が冷えることが多く、頭や手の冷えなどもきつくて、疲れやすくすぐに横になりたくなり、夜間の排尿回数が多いなどの症状。
  • 治療法は、活力を増強し、血行を促進して体を温めます。
    代表漢方薬は「八味地黄丸」です。

  • 腹や手足が冷えて、元気がなく疲れやすいとか食欲不振で味が鈍い場合や、消化が悪く腹にもたれるとか腹が痛むし、吐き気や下痢をしやすく、つばやよだれが多いなどの症状。
  • 治療法は、消化吸収を強めて体を温めます。
    代表漢方薬は「人参湯」です。

  • 強い冷えや元気がなく疲れやすいとか、気力がなく体が重くて下肢にむくみがあり、排尿が困難などの症状。
  • 治療法は、体を温めて活力を増強し、水分を体外へ排泄します。
    代表漢方薬は「牛車腎気丸」です。

  • 下半身に軽度のむくみがあり、冷えて体がだるくて動かしにくいよか腰痛などの症状。
  • 治療法は、体を温めて水分を除きます。
    代表漢方薬は「桂枝加苓朮附湯」です。

  • 手足の指先と下半身の内側や陰部、下腹部が冷えて顔色が冴えなく爪がもろいし、筋肉がひきつり、腹痛などの症状。
  • 治療法は、体を温めて血行を良くするとともに栄養状態を良くします。
    代表漢方薬は「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」です。

以上は冷え性に効果があるとされている漢方薬のごく一部ですが、漢方薬の専門店には実に経験が豊富な専門家がいますから、自分の冷え性について詳しく説明をすることで、これら以外の漢方薬を処方してもらえると思います。

避けたいのは誰にも相談しないで、独断で漢方薬を選ぶことです。
漢方薬には通常それほど強い副作用はないと考えられていますが、服用してすぐに効果が現われるというものではありませんから、ある程度の期間中服用することになります。
そのような場合、体質に合わない漢方薬では何もなりませんし、かえって悪い場合もあるでしょう。
必ず専門家に相談の上での漢方薬の使用をお勧めします。

鍼灸院で冷え性を改善する

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冷え性と鍼・灸について考えてみましょう。
何故ならば、この間には無視できない関係があるからです。
最近、不妊症の治療に整骨院や鍼灸院へ通う女性が増えているそうです。
不妊に鍼・灸は無関係のように思えるかもしれませんが、これは子宮などの冷えが不妊につながることも十分あり得るという事実が判明したからのようです。
これで冷え性と鍼・灸の関連がお分かりいただけたかと思います。
つまり、冷え性が進むと子宮という生殖器官に悪影響を及ぼし、結果として不妊症になる恐れがあるのです。

最近は女性だけではなく、男性でもこのような不妊治療効果を期待して鍼治療を受ける人がいるようです。
男性の不妊を取り扱う鍼灸院も増えてきているようですが、問題は保険がこのような鍼・灸には適用されないため費用が馬鹿にならないことです。
もし、保険を適用したい場合は整骨院などに通うという方法もあります。
鍼は末端冷え性の女性が通うと思いがちですが、男性の場合はさらに重症になり易い内臓冷え性になっている人も少なくありません。
男性の鍼灸師がいるところもありますから、腹部の冷えが激しいという男性は鍼・灸を試すのもいいのではないでしょうか。

鍼・灸では鍼(はり)を使って治療を行います。
鍼を体に刺すことでで、つぼ(体の血流点)を刺激してスポーツなどで疲弊した筋肉のバランスを整えますし、場合によっては刺した鍼に低周波の電流を流してマッサージ同様の効果が得られます。
このような効果は冷え性などが原因で凝り固まった筋肉をほぐしますから、結果として凝り冷え性を解消する効果につながるのです。
鍼を打つと出血するのではないかと心配される人もいるでしょうが、鍼を打った時に開く穴は極めて小さいもので、血液が漏れ出る隙間がないほどなのだそうですから心配は無用でしょう。

冷え性対策で様々なことを試してみたが、さしたる成果が得られない人や、もしかしたら重度の冷え性で内臓などに悪影響があるのではないかと疑いがある人は、東洋医学の代表である鍼・灸を試されるのもいいのではないでしょうか。